山手線路線図NAVI > 巣鴨 商品一覧 >> 幻のB級!大都映画がゆく (集英社新書 478F)

巣鴨 商品

巣鴨駅は昔から「おばあちゃんの原宿」と言われているほど高齢者が多く集まる街です。巣鴨駅の近くの地蔵通りは有名ですが、そこを通ると見事に高齢者が非常に多いという事が感じられます。そのため高齢者対策として駅のエスカレーターや大型スーパーのエスカレーターの速度が遅かったり、バリアフリー化を行ったり、山手線改札内に多目的トイレを設置するなどの対策がとられています。その反面、中学校や高等学校などの学校施設も多く建ち並び、ホームには山手線を利用する学生が多く、また駅前には学生が楽しめるファーストフード店や居酒屋が並んでいるのも特徴です。万人が楽しめる街が巣鴨なのです。

気楽に読みましょう。

  劇団テアトル・エコー上演の『大都映画撮影所物語』
(2006 楽しく観ました。)の脚本執筆者によるエッセイ集
です。著者は大都映画の創業者の子の甥なので、内側
からの情報が満載でかつ視線が暖かく、参考になります。
巻末の参考文献一覧も有用です。
  その参考文献にある、内藤誠『昭和映画史ノート 娯
楽映画と戦争の影』(平凡社新書 2001)には、大都映画
の活劇スター、ハヤフサヒデトの小評伝風の記述があっ
て、こちらも面白く読めます。

人物伝

純粋に大映の前身大都を調べたいという目線からみると
首をかしげるつくりの本になっています。

半分が大都の創始者についてページがさかれており
残りは俳優、女優人のリストです。

ただ創始者の人物像が非常に面白く、
現在ほぼみられない豪傑であるために
読み物として面白かった。
むしろ創始者に焦点を絞った人物伝でもよかったかもしれません。

要するに、自慢話?

映画は芸術でなくてはならない、とは私は全く思わない。むしろ徹底的に娯楽に徹したB級映画の方に、当時の大衆の要求と時代を感じることができて今日的にも価値があると思う。されば今日フィルムが殆んど残っていない極東キネマやこの大都映画のようなB級専門の映画を研究することこそ今日戦前・戦中の風俗を理解する上意義がある、と思うのだが、残念なことに大都映画、という会社の概要を述べるに大半が止まっていて肝心な作品に関する解説が殆んどなされていないのが些か羊頭狗肉である。フィルムが残っていないから止むを得ん、なら残存するフィルムを探し出してでも研究しなければ「大都映画」について語ったことにはならない、と思うが。
前半やたらと創業者の河合徳三郎についての記述が続くが、河合が「ソノ筋」の人物と関係が深かった、ことを延々と語られても映画とは別に関係のない事態であり、そんなことから言えば大川博にしても永田雅一にしても一筋縄ではいかない御仁であったことは周知の事実であり、映画関係者の裏話をされても興味が湧く訳ではない。肝心の作品や制作の裏話を、という部分は作品が現存していない点でお茶を濁している、感は否めない。その癖会社に叔父が四人在籍していた、ということや自身脚本した「大都映画撮影所物語」の舞台の話をくだくだとしてみたり、要は身内の自慢話をしたかっただけなのではないか、と勘繰りたくなる脱線ぶりも鼻につく映画と関係ない話も満載である。ただスチール写真や役者・監督名鑑は資料として価値があるが。私としては初代美空ひばりの話をもっと書いて欲しかった、と思うが。